去るものは日々に疎し
高校の時の同級生、うえちんからのメールが来た。
仲良し7人組の内、子持ち2人と在米1人(私)を除いた4人で温泉に行ったそうだ。
うえちん、M(某食品メーカー女課長)の2人は妊婦。
うえちんは、私がNYに来るにあたっても、そして来てからも
「子供作らないの?一緒に妊娠しようよ」とあっけらかんとのたまった。そして
「およよは“妊婦一緒になろう計画”に参加してくれなさそうだし、Mちゃんを誘っていたんだ。そしたら、一緒になってくれた」というわけで、予定日三週間違いでWご懐妊。
残る二人、H、NはOL、独身、彼氏なし。
それにしても、高校時代と性格とか相性って変わらないなと思った。
Mちゃんは相変わらずクールで、あまり何も深いことは考えない感じ。
Hちゃんは高校時代よりも、元気できつい性格になったような気がする。
そして、やっぱり二人で飲もうとは思わないんだろうな。
Nちゃんは一番話は合うけど、「うえちんとは世界が違う」と思われている気がする。
そうするとやっぱりおよよが恋しかったよ。
ちょっと飲むぐらいはいいんだけど、泊まりとなると、色々窮屈な部分もあるよね。
およよとだったらおもしろがったり、話がはずむ場面もスルーだったり。
およよと二人で旅行したいな。
(中略、妊娠話)
妊娠の話って、妊娠したことない人にとってはつまらない話かなと思う。
だから、温泉でもあまり話し過ぎないように気をつけたりしてた。
およよにはこんなに話しちゃったけど。
だんなの話も、結婚してない人にとっては、聞きたくない話かなとか。
やっぱり状況の違う人同士の会話って、タブーの話題とかあるから、大変だよね。
そこを超えられるのが親友って呼べるんだろうな。
親友って、なんだろう。よく分からない。
NYに来てから、友達とか、友情とか、親友とか、ほんと、分からない。
うえちんは、私の誕生日に、日本からプレゼントを贈ってくれた。
手紙には「永遠の友達 うえちんより」と書いてあった。嬉しかった。
時折くれるメールも嬉しい。
だけど、今の私も、Nちゃんと同じく、うえちんを、「世界が違う」と思ってる。
正確に言うと、「つまんない女に成り下がった」と思ってる。もっと酷いか。
でも、私は、社会規範とは別のところで、自分の力で、独自の幸せを模索しているうえちんが好きだった。
親のコネで就職先を見付け、「結婚すれば主婦でも、未婚なら無職」と名言を吐き、彼氏に「捨て身」で結婚を迫り、彼の親からの仕送りで生活をし、正社員への誘いを断り、「ストレスフル」なセックスで「やっと」妊娠をし、実家の近くのマンションへ引越し、妊婦生活を送ってるうえちんは、私の知ってるうえちんじゃない。私の好きな女じゃない。
人は変わるんだから、変わりたくなくても、周りや時間で変わっていくんだから
私だって前の私じゃないんだから、同じでいる事をうえちんに望んでも無理な話だ。
分かっているのに、今のうえちんには寄り添えず、本音を語れない事が寂しい。
ふと思い立って、Hちゃんのmixiを見てみた。
温泉旅行の事が書いてあった。Hちゃんは単純に楽しんだ様子で安心した。
そのまま遡って日記を読んでいたら、うえちんの新居の写真があった。
同じ4人で、引っ越し祝いを兼ねて、ホームパーティをしたようだ。
知らなかった。
先月うえちんの誕生日プレゼントを送る時、新住所を知らなくて、旧住所に送った。
でも、そうか。ホームパーティをしてたのか。
今度は、大学の友達の子育てブログを見てみた。
さくらんぼ狩りに行ったと書いてあった。
毎年みんなで行っていた恒例行事。
山形出身の優ちゃん家に泊まって、山形牛を食べて、飲んで、温泉入って…。
今年は子持ち同士、優ちゃんと2組だけで行ったようだ。
合コン行ったり、鍋やったり、飲みに行ったり、温泉行ったり、
たくさん一緒の時間を過ごしたつもりでいたけれど
優ちゃんにいたっては、私が出した手紙に返事もくれない。
二人目が生まれて忙しいんだろうと分かってる。
私がNYで死にそうに寂しくたって、死にたくなったって、子供二人の命と比べたら
さくらんぼほどの重みもないんだろう。分かってる。だけど、やっぱり寂しい。
友達ってなんだろう。
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コメント
深いなぁ
私には独身を謳歌してるものから、一番上は小学生をかかえ三人子持ちの母ちゃんまでいます。
ちなみに今年29歳になります。
私は来るもの拒まずで
誘われるがままです。
独身を謳歌してる友に至っては、子持ちであるので訪ねてくれるようになりました。
確かに夜通し話明かした友…でも何も言わずともティータイムが終われば帰る友
あぁ、お互い大人になったんだ…と思いました。
不妊治療に専念して三度目に成功した友
色んな友がいますが
一緒にこうしようとかはなかったなぁ…
結婚や妊娠は私自身ほっといてほしいタイプなので…人は人だし
旦那と結婚の話がでだした時に、結婚イコール子供はまだ?とかも嫌やったし
ほなできたら結婚しましょうかって
こういうの軽く考えすぎなんでしょうね
でもそんな人間なんです。
でも真面目な人間ですよ
(笑)
投稿: まりを | 2009年7月 8日 (水) 17時26分
最近、まりをさんが自分の話をしてくれて、とっても興味深い。
こういう場で、人生が交錯するって感じ、ちょっと照れるけど、嬉しいし、面白い。
それにしても、29歳とは…わ、若い!(笑)
29ならまだまだ大丈夫!(何が?)
私が29歳の頃は独身で、合コンとかはさすがに無くなったけど、中小企業でOLしつつ、セクハラ&パワハラされつつ、上司に銀座でご馳走になりつつ、キンちゃんと同棲しつつ、「幸せ探し」しつつ、就職活動しつつ…だったなぁ。
当時は友達も独身が多かった。
まりをさんみたいな娘だったら、うちの母も心配の種がないだろうな
「結婚=子供まだ?」は私も嫌。
前いた職場は、毎年一回の公式な「意向調査」の場で、課長が「そろそろ?」なんて言うようなとこで、アンビリーバボーだった。
今となっては、「デキ婚」が一番自然で、幸せな気もする。
私は渡米するしないで結婚しちゃったから、なんとも不純な(かつ、私らしい)動機
投稿: およよ | 2009年7月 9日 (木) 08時30分