マイケル
マイケルに会った。
マイケルと言っても、もちろんジャクソンではなくて、前学期の担任の先生。
ビールとバーボンとバスケが好き、という、ありそでなさそな典型的アメリカン・ガイ。
実は私、マイケルファン。
お猿さんのようなショートヘアーに、もみあげから繋がる髭がたまらなくツボ。
でも、後から聞けば、クラスメイトの大半がマイケルファンだった。
そんなマイケルに学食で会った。
一人で宿題しながらサンドイッチを食べていたら、後ろからマイケルが声を掛けてきた。
今回のクラスはどう?会話のクラスも取ってるの?なんて聞かれた。
マイケルは2時から教授達を前にプレゼンしなくちゃいけないから
それまで、ちょっと休憩しにここに来たんだ、と言い、See you と言って立ち去った
・・・はずが、私の席の目の前にあるグランドピアノの椅子に座った。
他に幾らでも空席はあるのに、部屋の隅っこの小汚いピアノの椅子に座らなくても…
と思っていたら、彼は鍵盤の蓋を開け、ピアノを弾き始めた。
指慣らしの和音から始まって、和音が繋がり、リズムが加わり、Jazzy な曲になった。
ジャズが好きとは聞いていたけど、まさか弾けるとは…!
そして、即興でピアノを弾く事が“ちょっとした休憩”なんて、マイケルかっこ良過ぎ!!
マイケルの演奏で、学食がちょっとお洒落なバーに大変身。
私が英会話の授業に出るために席を立つ時も、まだマイケルの演奏は続いてて
腕二頭筋、上腕三頭筋ムキムキのスキンヘッド・ガイがマイケルに話しかけてた。
さすがアメリカ。
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