ロシアン・ドールズ
『スパニッシュ・アパートメント』の方が面白かったけど
『ロシアン・ドールズ』の方が共感出来たかな。
ロマン・デュリス演じるグザヴィエのだらしなさ具合
情けなさ具合が自分にダブる。
働いて自立しなきゃいけないけど、大した事してなくて
焦りはするけど、夢物語を語るほど若くもなくて
だけど成功してる友達もいて、焦ったりもして
実力はないのに、ほら笛だけ上手になっていったりして
それも実力の内とか思ってたりもする。
地に足着けたいようでもあり、もう少しフラフラしてたくもあり
見たことも聞いたこともない“PERFECT MAN”を実は探してたりするのに
人の話には「そんな人いないのよ、大人になりなさい。」
なんて言えるくらいの耳年増になってたりする。
大事なのはこの人、大事にしてくれるのはこの人
賢明な選択はこっちって分かっているのに
愚行だと思いつつも、あっちに行ってみたりする。
カバは一生同じ相手と添い遂げるんだって。
カバ、素敵だね。
およよもグザヴィエみたいに、ロシアンドールズを
もっともっとって開けているのかな。
何を求めてるのかも分からないのに、開ける度に小さくなってくのに
もっともっと、きっと中にって、どんどん小さくしちゃってるのかな。
大きいマトリョーシカは戻らないのに、それに気付かずに
大きなつづらを選んでしまう欲張り婆さんみたいに
見失っているのかな。
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コメント
大きなつづらを選んだ欲張り婆さんって舌きり雀の話ですか?
投稿: マタベ | 2006年7月26日 (水) 10時46分
そうです。舌きり雀です。
舌きり雀、あまり覚えてなかったので、改めて読んでみたら「こんな話だっけ?」って感じでした。
投稿: およよ | 2006年7月26日 (水) 14時19分
あの話、太宰治が「お伽草子」でパロッてまして、なんか恋の本質を描いてるようで、好きです。
投稿: マタベ | 2006年7月26日 (水) 14時43分
マタベさんが好きなのは、太宰治の方ですか?
舌切り雀って、お姫様が出てこないし、怖いお化けが出てくるし、「優しい夫婦 対 意地悪夫婦」ではなくて「いい夫&意地悪妻」ってところが好きじゃなくて、幼心に避けてたんだろうな。全然記憶にないし、今読んでも悲しくなっちゃう。
投稿: およよ | 2006年7月26日 (水) 17時27分