商店街の新参者
地元商店街を歩いていたら
「愚痴 自慢 聞きます 無料」
の貼り紙の下、お兄さんが座ってた。
待ち合わせまで、少し時間があった。
どんなサービスもしくはパフォーマンスなのか、興味があった。
だけど私には、彼に語りかけるネタが無い。
後ろ髪を引かれながら、通り過ぎた。
悩み、って、改まって考えてはいないけど、不安材料はたくさんある。
契約期間満了になった後の仕事のこと
今後の生き方、身の振り方、老いるということ
お金、身体、母、姉、キンちゃん
そして毎晩のように私を苦しめる数々の言葉・・・
だけど愚痴れない。
愚痴る人って、力がある。自信がある。
自分は間違ってない、悪いのは向こう、という自信。
自分の愚痴を聞いてくれる人がいる、理解者がいる、という自信。
私にはそれがないから、悩みなんか無いことにしている。考えないようにしてる。
そんな自分も、嫌いじゃないけれど。
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